実務対応能力が試される試験
ビジネス実務法務検定1級のレベルは、「業務上必要な法律実務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。」(東京商工会議所検定試験情報)となっています。
最上位の級であり、法務部門で勤務している社会人を対象としています。
2級、3級とは異なり試験も論述問題(計4問)になっています。
試験範囲(出題範囲)は「2級・3級の範囲に該当する法律および関連法令を出題範囲とします。」と規定されており、具体的には下記が範囲となります。
ビジネス実務法務検定1級の試験範囲
共通問題(2問必須) | 選択問題(4問中2問選択) |
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民法および商法を中心に、できるだけ全業種に共通して発生することが考えられる法律実務問題を出題します。 | 特定の業種に関連する一定の法律をクローズアップして出題します。法務実務の担当者が遭遇するであろうさまざまな場面を想定して出題。 |
選択問題では、「取引上のトラブルを処理」「取引関係に立たない第三者とのトラブルを処理」など事例から実務対応能力が試験されます。