ビジネス実務法務検定の試験概要、出題範囲、勉強法など

ビジネスシーンで必要となる実践的な法律知識を学ぶ

コンプライアンス意識の高まりなどにより組織の中で法律に詳しい人間が必要とされるようになってきました。

 

これまでは法律に関することは弁護士や司法書士など専門家に任せておけば良かったのですが、トラブル段階など法律紛争前のことまですべてを任せるわけにはいかなくなっています。

 

また、トラブルを事前に防止する意味でも組織の中に法律のことを知っている人間が必要になっています。

 

こうした観点でできたのがビジネス実務法務検定です。名称にもビジネスとついているように、おもに企業活動に関する法律知識が対象となっています。

 

ビジネスシーンで必要となる実践的な法律知識が体系的に身につく資格として、社内の推奨検定としたり、人事評価や採用時の参考にするところも増えている注目の資格です。

 

公的な資格

ビジネス実務法務検定は国家資格ではありませんが、東京商工会議所が認定している公的な資格になります。(全国で受験可能)

 

1級から3級まで3段階に分かれており、3級が入門編となっています。
3級の受験者が最も多く、2012年度は2万人以上が受験しています。

 

受験者の8割以上は社会人

ビジネス実務法務検定の受験資格に実務経験は必要ないので、学生でも受験することができます。
ただし、実際の受験者データを見ると、入門編でも83.3%が社会人となっています。

 

検定ができた主旨から考えても社会人が中心の検定と言えそうです。
試験概要は下記となっています。

 

ビジネス実務法務検定の概要
3級2級1級
受験資格年齢・学歴などによる制限なし2級合格者
試験形式マークシート方式による選択問題論述式
試験時間2時間共通問題2時間+選択問題2時間
合格基準100点満点で70点以上200点満点で140点以上かつ各問題の得点が50%以上
試験日程6月と12月12月のみ
受験料4,200円6,300円10,500円
合格率(※)74.8%41.1%10.9%
受験者数(※)22,137人17,388人901人
受験地北海道から沖縄まで全国各地で受験可能

※合格率と受験者数は2012年度の数値
(データ出所:東京商工会議所 ビジネス実務法務検定試験ページ)

 


PR